新京成電鉄旧型車 サウンドギャラリー 

  その1


  昭和63年10月3日
  新京成線 北習志野 → 高根木戸
  北習志野8:08発 松戸行き
  モハ200  編成 モハ201-モハ202-サハ2013-モハ200-モハ251-サハ552-サハ551-モハ252
  物凄い吊掛モーター音を撒き散らしながら走っています。
  200形のモーターは、公式にはSE-198(130kw)とされていますが、このモハ200の
  走行音からは微妙な不協和音が感じられ、異形式モーターが併用されていた可能性があります。
    ヘッドフォンを是非お使い下さい。「モーン」というMG音、きっと目眩がします。
  200形が使用していたMGはCLG-347という交流MGで、800形も冷改・HSC-D化前に使用していました。
  このモハ200は晩年、MG音が特に大きい車でした。新京成の吊掛車の殆どは直流MG車で
  200形のような交流MG車は少数でした。
  コンプレッサーはサハ550とサハ2000に付いており、8000形と同じC-2000Mでした。
  新京成ではこの頃、この区間を皮切りにロングレール化が始まりました。
  

U-20
    モハ221ほか8連 昭和63年5月6日 初富駅  8:13発松戸行き
 
   その2


  昭和63年10月3日
  新京成線 北習志野 → 高根木戸
  北習志野8:59発 松戸行き
  モハ221  編成 モハ221-サハ1115-モハ222-モハ220-モハ223-サハ2006-サハ1114-モハ224
  たいそうな騒音を響かせながら、最後の活躍をしていました。
  220形のモーターは、公式にはSE-144(112kw)とされていますが、モハ200と同様に
  走行音からは不協和音が聞き取れ、異形式モーターが併用されていた可能性があります。
  末期の新京成旧型車、このように不協和音を出す車がかなり多く、より騒がしく感じられました。
  この録音では、停車時の「ジャー」という鋳鉄シュー音が良好に入っています。
  走行音のほか、「クイーン」という甲高いMG音にも注目下さい。
  220形が使用していたMGは306-2/Aという直流MGで、100形など他の旧型車の多くが使用していました。
  100形のファンには、懐かしいMG音でしょう。
  車外からもよく聞こえた、耳に残るMG音でした。
  220形が廃車される直前の録音です。

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