東武3050系 サウンドギャラリー
   
                 

 旧54系等を種車とする東武3050系は、110kwの出力を有するHS-266Aモーターを装備し、デッカーとは明らかなる性能の違いがありました。走行音は3000系と比べてややこもった感じの音でした。3000系と同区間をupしましたので、微妙な走行音の違いを実感いただけると思います。

     その1 

         平成4年8月1日
    東武野田線 大和田→七里
    モハ3160  編成 3160-3260-3360-3460+3552-3652
    同年春で野田線からデッカー3000系が全車引退し、7月に3050系が18両廃車となり、
    野田線に最後に1本だけ残った3000系列でした。しかし予備車という訳ではなく、10月の廃車までは
    連日動いていました。この録音は、野田線3050系最晩年時期の録音です。
    「ブーン」という扇風機の音も入っています。こもったようなモーター音と、高速域での
    スピードの伸びが、3000系と全く異なることが理解頂けると思います。
    この録音ではモーターの唸りが物足りませんが、大体、3050系の走りはいつもこんな感じでした。

    その2

    平成4年8月1日
    東武野田線 大和田→大宮公園
    サハ3260
    3000系列のサハやクハはモハと比べて乗り心地が劣りました。木造客車をルーツとする車は
    戦後国鉄から購入したTR11を装備している車が多く、TR11を履いた車の乗り心地は
    良くありませんでした。3000系や3050系で、TR11を履いたサハ、クハの乗り心地は
    やや揺れが多く、とにかく微振動と轟音。どの車もこんな感じでした。

         その3

    平成8年4月29日
    東武小泉線 本中野→成島
    モハ3152  編成 3152-3252-3352-3452
    3050系の最終運転日の録音です。モハ3152、3050系らしからぬ、実に良いサウンドを響かせ
    有終の美を飾りました。
    当日の小泉線沿線は、3050系の名残を惜しむファンで一杯でした。
    
 

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